私は“den”という名前でネットビジネスをしてるのですが、
本業は別にあります。
実は、現役の声優です(๑╹ω╹๑ )
あ!denって名前で声優活動はしてませんよ^^;
名前は内緒ですm(__)m
ちゃんとした事務所と契約しており、有名作品にも出演・レギュラー経験もちゃんとあります。
ただね・・・食えませんw
最近はTVなどで「声優のギャラは?」的な話が出て話題になったりしますが、
ほとんどが半分正しく・半分間違いの情報です。
・日俳連に所属しているか否か
・キャリアは何年か?
・アニメ・ナレーションなど「主戦場」はどのジャンルか?
これだけでも全然違いますし、ぶっちゃけ挙げればきりがないですね。
断言しますけど、ネットでの「声優のギャラは?」なんて記事はもっといい加減ですよ!?
読んでいてあまりにも腹立って「全くの嘘情報〜!!そんなにもらってねーよバーカバーカ (● ;ロ;)੭ꠥ⁾⁾」
ってコメントしたこともありますw
そもそも「声優のギャラ」だけでご飯を食べている人なんて全体のおよそ1割くらいじゃないですかね??もっと少ないかも・・。
声優・俳優をやっている人ってのは大体が「夢」を追いかけているわけですが、夢ではお腹は膨れません。
ちなみに私は「ギリ食えるかな?」ってくらいの収入はあるものの、少ない月は数万円程度。
そんなこんなで経済的な困窮から紆余曲折経て一念発起し、ネットビジネスをスタートさせました。
主に「ブログ」を運営してまして、おかげさまで安定した収入を得ています。
事務所とは雇用契約ではなく所属契約を結んでいるだけでして、ビジネスをすることは契約上なんら問題はありません。
ただし、自分のパブリシティを利用したビジネスになるとそれはアウト。
パブリシティ・・・ようは「ネームバリュー」ってことですね。
まぁ、そもそも私にパブリシティなんてものはないので、芸名でやっても問題なさそうですけど、
そこは私のプライドですね٩( ‘ω’ )و
ビジネスをやる上で芸名は出さないって決めているんで。
皆様方は
den という得体の知れないやつ
くらいの認識を持っていただければOKです^^
自己紹介がてら色々とお話していきたいと思います♪( ´▽`)
声優のギャラや仕事内容
せっかくの機会なので、
声優のギャラ・仕事内容を書いていこうと思います。
声優のギャラは基本的に
日俳連に所属しているかどうか
で分かれます。
正式名称は『協同組合日本俳優連合』
約2,500名の俳優が加入しています。
「日俳連」は、協同組合法で認められている団体交渉権を生かして、NHK、民放、製作会社との間で出演条件や安全対策等の団体協約を締結しています。
「日俳連」に入っていれば守られる「最低条件」が、そこに存在します。もし、その条件が守れなかったときは、「日俳連」は皆さんとともに問題解決のために動きます。
引用:日俳連公式サイトより ※一部抜粋
↑の引用文は日俳連のサイトにある文言ですが、
「日俳連」に入っていれば守られる「最低条件」
この文言の「最低条件」の一つが「ギャラのランク制」なんです。
大体は日俳連に加入してからの年数に応じてランクが上がっていくので、
「仕事のないベテランのギャラは高い」「売れてる新人は安い」
という図式も出来上がってしまったり、ランクが上がった途端に仕事が来なくなった人も多数知り合いでいますし、ランク制ってのは中々に一長一短あるシステムなんですよね。
もちろん日俳連に入らなければその理の外となるわけですが、
最低保障ギャランティーもなく、再放送料も入ってきません。
まぁ大手の事務所はほとんどが日俳連への加入を進めてきますが、
映画やナレーション・ゲーム・パチンコなんかの仕事は日俳連に加入しててもベースが高くなるので、低ランクでもかなり美味しい仕事も中には存在します。
ちなみに低ランク時代に「とあるパチ遊技機」に数言だけ出演した際、大手企業の大卒初任給くらいの実入りがありました。
拘束時間は10分でしたw
他にもCMナレーションや大作ゲームなんかのギャラもかなり美味しいです♪( ´▽`)
ただ、ゲームは割とピンキリですね^^;
誰もが知っている会社の大作ゲームならかなり高額なギャランティーがいただけますが、「初めて聞いたな・・・」的な会社の作品だと、アニメレベルのギャラ・・・場合によってはもっと低い時もありますw
日俳連ベースだとアニメは基本1万5000円〜4万円程度ですが、イベントやラジオなどが付随してくるんで、メインキャラを演じられた場合トータルで考えるとそこそこの実入りはあります。
まぁ・・・それは売れっ子たちが根こそぎ持っていくわけですがね_:(´ཀ`」 ∠):
結局声優は食えるの?売れなくなったらどうなる?
つらつらと述べてきましたが、
要は「仕事があればしっかり食べていける世界」ではあります。
ただ、仕事の量に比べて声優の数が圧倒的に多いわけですから、食べていけるのは一握り・・・ってことなんですよね。
昨今は「スポンサーの子会社に声優事務所がある」とかで、メインキャストがほぼほぼその事務所の所属声優という状況もあったりしますし、厳しい業界であることは間違いないです。
どの世界でも言えることですが、「実力があっても芽が出ない」って人が多数いて、泣く泣く役者をやめて普通に働くことを選ぶ人が周りにも多数いました。
そういった意味でも私は恵まれていましたね。
自分に才能があるとは微塵も思えませんが、周りの人に恵まれて気にかけてくれる音響監督さんもいて、声優としてはあまり食えてないけどネットビジネスでしっかりと収入があって・・・
声優に限らず役者ってのは演技をして人に観てもらう喜びを知ってしまった人たちの集まりなんですよ。
自分の声がTVから聞こえてくる、スポットライトを浴びて大きな拍手に包まれる、ファンレターが届く・・・
あの感動を味わったら、はっきり言ってそう簡単にやめられないです^^;
ただし、世の中の「声優」の9割の実態は
仕事がないからバイトで食いつなぐ。そしてお金を出してレッスンを受けて次のチャンスに備える。
間違いなくこの繰り返しの中にいます。
お金がないから夢を諦める
半分は↑でやめていきます。
そして、バイト先で社員になったり、実家に帰って地元で就職する方が多いです。
夢を追った代償・・・とでもいいましょうか。
もちろん、「ドロップアウトしたこと=不幸せ」ではないですが、
少なくとも「道半ばでの挫折」であることは間違いないですよね。
一握りの成功者しかいない世界である以上、飛び込むならば覚悟が必要な世界もあります。
声優を目指している人へ
はっきり言って、
声優を目指すのはやめたほうがいいです。
煌びやかな部分にしかスポットが当たっておらず、実際の仕事内容としては本当に厳しい世界です。
それでも目指すなら一つだけ業界の先輩としてアドバイスを送りますね。
収入の柱を複数作ることです。
仮にあなたが声優業界に飛び込む決意をした場合、
専門学校or事務所の養成機関のどちらかに入ることになると思います。
そこで数ヶ月経ったら必ず一つの壁があります。
「バイトで削られた時間や体力を気力で補って基礎訓練や課題をこなせるか?」
ということです。
たまに「そう言ったキツイ経験でハングリー精神を学ぶ」とか言ってくる精神論者みたいな講師がいますが、はっきり言ってナンセンスです。
バイトすることは良い経験だと思いますし、お金のために多少過酷に働くことも人生経験の一つとして有りだとも思います。
ただ「程度」によりますし、何よりも「バイトせざるを得ない」という状況が自分自身を追い詰めていくケースを私はよく目にしてきました。
それに事務所に所属してからも売れるまではバイトの日々が続くわけです。
飲み会も多い世界ですし、そういった場で仕事が決まるケースも多いので、「明日朝一でバイトだけど無理して参加した」・・・みたいなこともよく耳にします。
何を言いたいのかというと、
夢を追うのに気力のみで耐えるのではなく、体勢を整えて長期的にでも夢を追える環境を作るべき
ということです。
私のように短時間でこなせるビジネスをやって収入の不安を消すもよし、親のスネをかじりまくる決意をするもよし。
夢に向かって盲目的に突っ込んでいくのは一見素敵ですが、少なくともできる準備はしておくべきですよ。
・・・と、最後はかなり説教くさくなりましたが、あなたの人生に幸多からんことを^^
ではではまたお会いしましょう〜!
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