ちょっと腹たってるんで書き殴りのような記事になっちゃうかも…と前置きをしておきますm(__)m
そして、
声優になりたいと思って色々と検索されている方、もしくは周りの家族・友人などで声優を目指されている方がいたら是非この内容をお伝えください。
最近よく「まとめサイトやトレンドブログからの誤情報拡散」とか見聞きしますよね。
社会的に関心の高い事件・事故などでの犯人の個人情報をまとめたり画像をSNSから引っ張ってきたりして、記事を作る…
事件や事故とは言え「考察・批評」を主とした記事を執筆すること自体は良いと思います。ですがそこに「誤情報」が含まれていたらそれは問題ですよね。
けどそれって事件・事故だけじゃないんですよ。
昨今検索するとチラホラ出てくる「声優になる為には?」系のサイト群。
全部とは言いません。
全部とは言いませんが、ネット経由で調べて体験談をでっち上げ、あまつさえプロと自称し適当なことばかりが書かれています。
というわけで本日は、
「声優になりたい系のサイト」の良し悪しの見分け方について
怒りに任せて書いていきます(怒)
Contents
「声優になる為には系サイト」って?

ネットで「声優になる為には?」とかで検索すると出てくるサイト群を「声優になる為には系」と便宜上呼称しときます。
さてこのサイト群ではどんなことが書かれているかというと…
・専門学校や養成所の比較
・普段の練習方法
・声優の現実
・オーディションを勝ち抜く為に
このような内容を中心として書かれた「声優になる為に必要な知識の総合情報サイト」のようなものです。
では、私がなんでその「声優になる為には系サイト」に腹が立っているのかと言いますと…
お金欲しさに人の夢を利用しているのに、そこに誠実さがないから
です。
「声優になる為には系サイト」は嘘ばかり

この記事を執筆しているのは2019年8月23日の…お昼の1時を回ったところです。
声優になりたい人が検索するであろうワードでGoogle検索をして上位に表示されている「声優になる為に必要なこと」とか「声優になりたい人必見」とかが書かれているサイト群を改めて見て回ってますが…
見れば見るほど腹が立ちます(怒)
具体的に腹立つ理由を書きますとね、
・想像で書かれていて間違いだらけなのに、さも実体験のように書いている
・プロである証明をサイト内のどこでもしてない
主にこの2点です。
例えば、
「プロ声優が教える○○」とか書かれている記事は「あなた本当にプロですか?」って内容ばかりです。
内容も想像で書かれており酷いものばかりですが、まず実名が書けないのであればしっかりプロである裏付けを示すべきでしょう。
…私??固定ページや↓の記事を読めば実際に仕事してるプロだとわかると思います。
➡️声優のギャラ相場や仕事内容は?売れなくなったらどうなるの?
もうね…
アニメのアフレコでディレクションするのは基本音響監督であるということすら知らない人が、記事の信憑性や権威性を高める為に「プロ」と名乗ってるんですからそりゃ「はっ?」ってなりますよ。
それらの記事・サイト群はプロが見たら真贋はあっさりわかります。
けどね、
夢を膨らませて声優になろうとしてる人に情報の正誤はわからんでしょう?だから腹立つんです!
ネット検索で「声優になりたい人が検索するワード」を元に記事を書いて上位に表示をさせるのは別にいいです。
その記事に広告を貼ったりアフィリエイトを貼ったりしてもいいと思います。
けどね…内容にはしっかりと責任持とうよ…。ちゃんと声優としての仕事経験がないならプロって書くなよ…。
声優にはライセンスがないのでプロの線引きは難しいですが、一般的に考えて「プロ」と認識してもらえる実績がない「自称」で記事を執筆しているのであればそれもう「優良誤認」です。
同じ広告収入&アフィリエイトビジネスをやっている人間として本当に恥ずかしいです。
しっかりとしたサイトの見分け方

…とここまで怒りに任せて一気に書いてきたのですが、もちろん中にはちゃんとした情報を載せているサイトもあります。
しっかりと情報を調べているサイトもありますし、本当にプロの方が書いてるサイトもあると思います。
では、
一体どうやったらちゃんとした情報が書かれているサイトとそれっぽく書かれたサイトを見分けられるのでしょうか?
まずはこれだけ頭に入れといてください
・検索して上位に表示される=正しい情報のサイト とは限らない
・サイトの見やすさ=信憑性 ではない
・「プロ」と書いてあっても本当とは限らない
・具体的な情報がどれだけあるかの確認
これは声優に関するサイト以外にも言えることですが、上位表示されてるものが正しいなんてことはありません。
これは「検索エンジンからの評価が高い」だけです。
無論、検索エンジンの評価の中には「ユーザーの評価」も含まれますが、正直イコールになることの方が少ないです。
さらに、キャライラストなどで見た目をしっかり作って見やすいサイトも同じで、どれだけ見やすかろうが読みやすかろうが信憑性なんて一つも増しません。
大事なのは「どれだけ具体的な情報が書かれているか?」です。
例えば、
・プロが実名で書いている(プロモーションを除く)
・「日俳連」についての記事
・中に入らないとわからない実際にあるスタジオの構造
・ギャランティの仕組みや支払い等
・税金etc…
上記は一例ですが、
サイトの信憑性はどれだけリアルなことを具体的に書いてあるかである程度わかります。
「リアルなことが具体的に書いている=信憑性が増す」の実例

「リアルなことが具体的に書いている=信憑性が増す」ついて例えるならば…
「ナスD」ってご存知ですかね?
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引用:https://www.youtube.com/watch?v=cztgLsPVMJs
TVディレクターの「友寄隆英」さん 通称「ナスD」。
TV番組の「お笑い芸人がアマゾンの部族を調査する」というコーナーで、その破天荒すぎるキャラクターと何でも体当たりで挑戦する姿勢で人気爆発し一躍時の人になりました。
そんなナスDですが、番組VTR内でアマゾン奥地にいる部族と交流し実際に生活を共にしてる時に度々「これがリアル」と口にしていたのをご存知ですか?
「実際に裸で槍持って生活している人なんてほぼ商売でやってる人。そういった部族を追ったドキュメンタリーなんてほとんど嘘。みんな服きて銃で狩猟して生活してる。これがリアル。」
実際にアマゾンの奥地に行って様々な部族と生活をしたTVディレクターがその映像と共に言ったわけですが…そりゃ信憑性あります。
もちろん、これすらフェイクである可能性は0でありませんし盲信するのは危険ですが、「アマゾンで生活する部族のリアル」としては真贋判断の1つの材料にはなりますよね?
「声優になる為には系サイト」も同じで、実情をしっかりと知ってる人がどれだけリアルな情報を明記してるかが信憑性の1つの判断材料になります。
まとめます

結局のところですね、
プロ声優と名乗っている記事執筆者に「早稲田のアバコスタジオに初めて行った時、間違って式場の方入っちゃって…」とか書けって言ってるわけではなく、「偽らずに正しい情報をしっかり届けようZE☆」って伝えたかったのです。
そしてそれを、声優を目指す方々にも知ってもらいたかったっていう至極単純な話っす。
…それをまぁ怒りに任せてごちゃごちゃと一気に書いて…今わりと冷静になってきましたw
「声優になる為には系」だけじゃなく、様々なジャンルで同じことがかなりの割合で行われています。
記事を見る方も「正しい情報であるかの判断」が問われる時代ですが、何よりも「記事を執筆する人の良識」がより問われている事をサイト運営者は理解をしていくべきです。
では、長々と失礼しました。またお会いしましょう!
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