このページを見ているほとんどの方が初めましてだと思いますので自己紹介を。
私は「den」と言います。
もちろん本名ではありません^^;
30代の男性で、仕事は「声優」と「ウェブサイトの運営」を行なっています。
一応、ちゃんとした事務所に所属しており芸歴も10年以上、そして声優・俳優としてのギャラでご飯を食べています。
まぁ、売れる・売れてないで言ったら完全に「売れてない」ですね^^;
だからあまり偉そうに業界のことを語れるわけではないんですw
声優の仕事は華やかな世界に見えると思いますが、仕事の内容は多くの人の目に触れる仕事だけではなく、企業VP・サンプル・パイロット版など、「裏方の裏方」の仕事もかなりありますので、ありがたいことに私のように売れてない声優であっても人との繋がりでご飯を食べれるくらいの仕事をさせていただいているわけです。
たまにアニメにも出ますが、そんなに大きな作品には最近出ていません。
5〜10年前はそこそこ大きなアニメでレギュラーなんかも持ってましたが、ぶっちゃけ自分はアニメに向いてないと思いますし、特に未練はないですね。
『やりたいことをやって生きている』と人からはよく羨ましがられます。
なんで声優になろうと思ったのだろう・・・と思い返すと、
友人に誘われて観に行ったラジオの公開録音がキッカケでした。
声優になろうと思ったキッカケ
高校2年生の夏、友人に誘われて半ば強引に池袋サンシャインシティ噴水広場前で行われていた某ラジオ番組の公開録音に連れて行かれたんですよ。
その番組は声優がパーソナリティーを務めている番組でして、番組内コーナーの「ラジオドラマ」を公開録音形式で行っていたんです。
ゲストも豪華で大分盛り上がっていた感じだったんですが、正直あまり上手く感じなくて、何よりも出演していた女性声優の甲高い声が無理で^^;
まぁ、特に何も感動がないまま帰路についたのですが、数日後、同じ友人から「声優の専門学校の体験授業に行ってみない?」と誘われまして。
私は大学進学を希望していまして、推薦入試の為の小論文をせっせと勉強してたのですが、
「まぁいい息抜きになるかな・・・」ってな感じでOKして、声優になるための専門学校の体験授業に参加する事に。
これが人生の大きな分岐点でした
多分、この経験がなかったら普通に大学に進学して、普通に就職していたと思います。
芝居なんてやってなかったんじゃないかなぁ〜。
声優に限らず、専門学校の体験授業ってのは「いかに入学者を増やすか?」って事に主眼を置いているわけですから、「出来るだけ楽しく・喰い付きの良い授業を行う」わけです。
特に声優の専門学校は、
普段の授業ではほとんど教えに来ない超有名声優を呼んで、一緒に体験アフレコさせるわけです。
これね・・・めちゃくちゃ楽しいんですよ^^;
ファンはもちろんのこと、芝居に興味ない人でも楽しいと思いますよ!
「本格的なブースに入って、有名声優さんと掛け合いでお芝居をする」
わけですから。
素人がその体験をしたら、声優さんのファンでなくても、かなりグイッと気持ちが持って行かれますw
そして私は、
「アァ・・・こんな楽しい世界が世の中にあるんだなぁ。。。」
と頭がお花畑になってしまったわけです。
大学進学を目指して日々頑張っていたので抑圧されていた部分があったのかもしれません。
日々頑張って大学進学の為に勉強をしていたのですが、気持ちは「マイク前のお芝居で覚えた不思議な気持ち」に持って行かれてたまま。
そこで私は一つの行動に出ます。
「そうだ!夜間の専門学校に通おう!!」
と。
当時の私は
高校3年生から1年間、週2回の声優養成学校の夜間クラスに通う
一方で、大学進学のためにしっかりと勉強する。
という考えに至りまして、実行しました。
最早お花畑の私の頭の中の未来は↓のような選択肢が広がってました
1.声優の学校で才能が開花し、そのまま声優への道へ
2.推薦を取れて大学へ
3.推薦取れなくて、一般入試でもダメだったとしてら全日制の声優学校に行けばいい
そして私が選択した未来は・・・
1・2・3どれでもなく、
大学の推薦を取れたのに、結局放棄して全日制の声優専門学校への入学
でした。
よく調べてなかった自分が悪いのですが、夜間クラスは年度末のオーディションが開催されないクラスだった事に途中で気づき、結局は全日制でみっちり学ぼうという考えに至りました。
アホですなw
専門学校に入学、そして・・・
と、両親の期待を見事に裏切り、声優の専門学校へ入学した私。
私が入学した専門学校は、夜間で通っていた学校と同じで業界では中堅って感じ(当時)。
全日制・2年間で、トータル200万くらいかかったかなぁ・・・。
そのお金は高校時代のバイト代の貯金&パチンコで勝ったお金ですねw
専門学校での話を詳しく書くと多分1万文字超えるので大きく端折りますが、
1年目は「将来を嘱望される期待のホープ」でした。
・・・自分で言うと色々と痛い感じですが、もともと夜間のクラスでは好成績だったことや、講師だった音響監督さんに気に入ってもらえていたことなんかが全日制での教員の間でも知れ渡っていたんです。
チヤホヤされて天狗になり、そこであぐらをかいた結果、1年目の後半あたりから徐々に「あれ??こんなはずでは・・・」って思う事が増えていきます。
なんか、周りのやつの芝居が無茶苦茶良くなってるんですよ。
それと比例する形で先生の評価も段々下がっていって・・・
2年に上がるときに「能力によるクラス分け」がされたのですが、なんとかトップクラスに入れたものの完全な落ちこぼれへと変貌。
2年になってからはほとんど学校に行かなくなりました( ´Д`)
っと長くなってきたので、前後編に分けてアップします。
続きは後半で!
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