ここ最近「トレンドブログ」に対する逆風が凄まじいですね。
もともと「いかがでしたでしょうか?系」と言われるトレンドブログ群はネガティブな印象を持たれていることが多く、「ネット乞食」「アフィカス」なんていう言葉で揶揄されることもあります。
私自身そういった言葉を浴びせられたことはありませんが、まぁ…文句言いたくなるサイトが多いのもまた事実。
さて…
2019年夏期は「トレンドブログでアドセンス収益をあげる事が困難になった人が続出した」というブログで収益を上げるビジネスモデルのターニングポイントととも言える様々な出来事がありました。
Googleの評価基準も大幅に変わっており、リテラシーやGoogleのポリシーを甘く見ていたサイトが軒並みアドセンス停止処置・凍結などのペナルティーを喰らっています。
当サイトの問い合わせ経由でペナルティーを受けた方からどうすればいいか質問されることが多くなっていますので、本日はそこらへんに触れていこうかなと思います。
というわけで本日は、
アドセンスで稼げなくなった人はどのような戦略を持ってサイトを運営していけばいいのか?
です。
Contents
何を書けばいいのかもわかりません
denさんにお聞きしたい事がありまして藁にもすがる思いで問い合わせさせていただきました。
実は京都アニメーションの事件を記事にしたところGoogle AdSenseが使えなくなってしまいました…。
1つのサイトのみの運営で主に事件系の記事が多かったということもあり、アフィリエイトでの収益もほぼなくアドセンスが使えなくなった現在死活問題となっています。
新たにサイトを立ち上げて再度アドセンスを取得しようにも、アフィリエイトで物販をしようにも、事件系や芸能系しか書いたことのない私はもうどうしたらいいのか…何を書けばいいのかもうわかりません。
今後の方向性や稼げる案件などをご教授していただけないでしょうか?
宜しくお願い申し上げます。
すでに問い合わせ頂いた方にはメールでお返事しておりますが、実は同じように「Google AdSenseが使えなくなってしまった」という方や「軒並み検索順位が落ちてPV数がガタ落ちした」という方々から問い合わせをいただくことが増えております。
いままで順調にPV数を稼げており一定の収益をあげていたサイトが突然収益出さなくなったらそりゃ誰でも嘆きますよね。
問い合わせを頂いた方の話を聞いていくとやはりみなさん同じようなケースが多かったので、それらを纏めながら問題の本質と対応策を語って行きますね。
2019年夏にペナルティを喰らった人の特徴

2019年夏期に様々なペナルティを喰らった方々の話を聞いて纏めていくと、問題は大体この2点に集約されます。
・信ぴょう性のない内容をしっかりとしたソースの提示もなく書き綴っていた
・事件事故・ヘイトと見られる内容のコンテンツ(記事)が多かった
↑ちょっときつめの書き方をしていますが特に顕著だったのがこれです。
2019年夏は社会的に大きな事件やニュースが多かった時期でもあります。
一例をあげますと、
常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件・京都アニメーション事件・韓国問題
常磐道の一件では「ガラケー女はこいつだ!」という誤った内容の記事が拡散され、その結果トレンドブログやまとめサイトが大きな社会問題として話題にもなりました。
京都アニメーションの事件も「被害者の名前は?」的な記事を書いているトレンドブログが散見されましたし、韓国系に至ってはヘイトまみれの記事にアドセンスを貼っているブログなんかもありましたね。
上記の事件はあくまでも一例で、他の事件や事故も正直なところ一緒です。
端的に言いますと、
事件・事故・ヘイトを扱ったサイトのアドセンスが停止しまくった
ということですね。
無論これが全てではありませんが、こう言った理由が非常に大きいようです。
検索順位が落ちたという方はこれとはまた別の要因があるのでそれは後述します。
もうやめましょ?
大きなニュースや事件・事故はぶっちゃけトレンドブログで爆発的にPVを稼げるケースが多いですので、それらをネタにしてトレンドブログに記事を入れた方も多いでしょう。
…ただですね、
事件事故系の記事はGoogle AdSenseのポリシー違反に抵触する危険性がかなり高いってのは周知の事実
事件事故やヘイトに近い内容の記事は閲覧する年齢も高めでRPMも高くなりやすい傾向がありますから大きく稼いでいる方は実際たくさんいらっしゃいますが、もともとルール的に黒よりのグレー。
むしろ今まで事件事故系のトレンドブログが生き残れてきたことの方が不思議なくらいなんです。
この記事を書いてる2019年9月14日(土)の午前3時…今まさにエアガン乱射煽り運転の犯人が捕まったとの速報が流れていますが、実名が報道された瞬間トレンドブロガーがこぞって記事を書くでしょうね。
ハッキリと断言しておくと、
事件や事故などを記事にするのはやめた方がいいです。Google AdSenseの問題のみならず、そこには創造性も発展性もないです。
もしあなたが誰かのコンサルティングを受けていてそのコンサルが「事件事故系を書いた方がいい!」と推奨してくるような先生だとしたら、速やかに離れることをオススメします。
ぶっちゃけましてそこには「事件事故系の記事を書いてお金を稼いでいくことが正しいことに思えない」という私的な気持ちの方が強いんですけどね。
それはまぁそれぞれの倫理感だと思いますんで…やってる人の否定はしません。
アドセンスで稼げなくなった人が考えるべきこと

創造性と発展性と前述しましたが、創造性に関してはセンスが多分に影響しますんで私は正直あまり偉そうには語れないかなぁ…と。
ただ発展性ということに関しては数年とは言え新しいことをやり続けて安定した収益を出し続けてるのである程度語れる自信があります。
というわけで本題の「アドセンスで稼げなくなった人はどのような戦略で運営していけばいいのか?」に入って行きます。
…長いイントロでしたw
簡潔にまとめますと以下の通り
- 別のサイトを立ち上げる
- アドセンスの再取得
- ASPや楽天などのアフィリエイトを中心に考える
↑多分長年ブログで稼いでる人ならば大体この3つを推奨するでしょうし私も同じ考えです。
ただそれだけの話だと物足りないでしょうから、ちょっと突っ込んだ話をしていきますね。
2019年夏以降の取るべき戦略
ここ最近のGoogleのアップデートはかなりこまめかつピンポイントです。
例えばYouTubeプレミアムへの導線などもあって「動画名をGoogle検索すると配信サービス一覧がトップに出てくる」や、「オリジナリティや権威性の重要性強化」・「ソース元記事の優先上位表示(ニュース記事で導入予定)」など、
「トレンドブロガー殺しのアプデ」が続いていますしおそらく今後もっときつくなるでしょう。
冒頭でちらっと「検索順位が落ちたという方はこれとはまた別の要因があるのでそれは後述します。」と書きましたが、これに関しては「権威性」と「オリジナリティ」がかなり大きな要因だと思われますね。
しっかりと専門家による監修があるサイトが強くなるのは当然なのですが、「トレンドブログでありがちの『ニュースサイト』」みたいな記事構成だとかなり篩への掛け方がきつくなっています。
そう言った意味でも「より権威性のある」や「よりオリジナリティのある」が一つの鍵になってくるでしょう。
「ドラマ」などの記事を中心としたサイト作りで一例を挙げると、
感想などをしっかりと書いていく=オリジナリティになりますし、感想は千差万別ですからそれだけでも他のサイトとの大きな差別化になります。
考察なども同じで、記事執筆者の考えを書くだけでそこにオリジナリティも加わります。
では権威性はどうかというと、ドラマ記事の権威性は主に「そのサイトがどれだけドラマネタに強いか?」で決まることが多いので、書き続けてPVを稼いでいくことで自然と権威性が増します。
さらにドラマ系ならばファッション・VODなどのアフィリエイトの訴求もしやすいですから、それらをしっかりと組み合わせていくことでアドセンスに頼らずとも収益を出していくことは可能です。
これらを「縦横展開」とも言いますね。
この展開の仕方こそが先ほどお話しした「発展性」へと繋がっていきます。
もしドラマ系で記事を執筆し続けているのに2019年以降PVがガクンと落ちたという人がいるならば、
・強いライバルと丸かぶりの構成
・「オリジナリティ」の分量が足りない
・ネタが悪い
いずれかが大きな要因でしょう。
このような考えで、ドラマ系に限らず様々な分野でサイトを作り展開していくことで、
リスクを分散しアドセンスのみに頼らず様々な収益を安定して生み出す
ということが可能になっていきます。
おそらくこのやり方が今後のトレンドブログ界隈のスタンダードとなっていくでしょう。
まとめ

というわけで
アドセンスで稼げなくなった人はどのような戦略を持ってサイトを運営していけばいいのか?
でした。
まとめますと…
アドセンス剥奪などで稼げなくなった人が取るべき戦略は、
・複数のサイトの新規立ち上げ
・危険な事件事故系に安易に手を出さない
・アドセンスの再取得
・ASPや楽天などを「縦横展開」で効果的に使っていく
です。
私自身VODアフィリエイトの実験で実証している通り、PVに頼らずに縦横展開を軸に記事を構成しVODアフィリで月20万程度の収益を開始してからわずか3ヶ月で達成しました。
アドセンスのみに頼るとどれだけ稼いでいても収益が突然0になる可能性が常につきまといますし、様々な手法で収益を上げていくことはリスクヘッジのみならず大きなスキルとして手元に残ります。
もしあなたがまだ事件事故系でPVを稼ぐことに拘っているのなら止めはしませんが、少なくとももっと効率よく安全に稼げる手法があることを念頭に置いておいてくださいね。
それではまたお会いしましょう!
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